占い師ガイダンス

そもそも占い師になったきっかけって?私の場合……

 
対面鑑定時、時々ですが「占い師になりたい」というご相談を受けることがあります。
占い師に向いているか、どうやったらなれるのか、その方法やタイミングなどなど……確かにあまり一般的な仕事ではないので、分かりにくい部分があるかもしれませんね。

そこでこのシリーズでは、「占い師のなり方」や「占い師の仕事」について、私自身を題材にしてあれこれ書いてみることにしました。まずは手始めに、この記事では「私が占い師になったきっかけ」についてお伝えしたいと思います。
占い師に興味のある方、本格的に仕事にしたい方のために、何かのご参考になれば幸いです。

私が占いを始めたきっかけ

 
私が占いを本格的に勉強し始めたのは少女時代、ルネ・ヴァン・ダール先生が書いた12星座別の占い小冊子を読んだのがきっかけです。
まあご多分にもれず恋占いから占いにハマった一人ですが、とはいえ恋を叶える方法よりは「性格傾向と人生の流れ」といった小難しいことを考える方が好きなタイプでした。

もちろん単なる占いマニアで、占い師になりたいとかそういうことは全然考えていませんでした。
ただ母がサイキックだったため、見えない世界が当たり前のように語られる家庭に育った点では、占いへの下地は出来ていたかもしれません。
 

初めて対面で人を占ったのは高校生の時

 
中学生の頃に私がハマっていたのは占星術で、タロットは雑誌の付録についていたものを時々触る程度でした。ところが高校生の時、学園祭のクラス展示で「占いの館」をすることになり、私がタロット占い師に扮することに決まってしまったのです。

最初は「そんなのムリ!」と思っていたものの、いざフタを開けてみたらこれがすごく楽しかった。自分でも驚くくらいに口から勝手に言葉が飛び出し、その時初めて「もしかしたら私は占い師に向いているのかもしれない」と思いました。
 

眠れぬ恋の処方箋・オープニングイメージ
 

さて、学園祭期間中、ありがたいことに占いブースの前には長蛇の列が!おかげで私は、ほとんど飲まず食わずで占い師役に徹するハメに陥りました。その成果もあってか、クラス出し物の「占いの館」は全校生徒の投票で見事一位に選ばれ、大成功を収めたのでした。

余談ですが、学園祭終了後も占い希望者は後を絶たず、私はしばらくの間トイレに行くのにも苦労しましたよ(笑)この一件で、「占い人気ってすごいんだな~」とあらためて思い知らされたような気がしました。
 

占い師デビューはある日突然に

 
大人になっても占いマニアは相変わらずだった私、喫茶店で対面鑑定をしていた占い師さんに時々タロットを習うなどして過ごしていました。
そんなある日、先生から「イベントで占い師が足りないから出てもらえないか」というオファーが……。聞けば、約40日間毎日観光地の路上に待機し(占い師は交代で休みを取る)道行く人々を占うのだとか。

うえ~、全然やりたくない。てかそんなのムリだし。
そうは思ったものの、実はこの頃は母を亡くして見えない世界にのめり込み、自分の進むべき方向についてあれこれ思い悩んでいる時期でした。(後述しますが、見えない世界に向き合うことからは逃げられないと感じていました)
そこで思い切ってトライしてみることに。それが私の占い師デビューでした。
 

いや~このイベントでは腕もメンタルもかなり鍛えられましたね!!
といっても別に辛い思いをした訳ではなく、むしろめちゃくちゃいい経験をさせて頂きました。
お客様第一号はその辺り一帯に顔がきくと思われるオジサンで、幸いとても気に入って頂き、それからの路上待機がとてもやりやすくなりました。
占いに訪れる人々もなかなかにユニークで、普段の生活では絶対に知り合えないような職業や経歴の方も大勢いらっしゃいました。この時の経験が私のプロ活動の原点となっています。
 

自分は占い師向きか?占い師としての適性

 
私自身はもちろん占い師ですから、自分に占い師としての適性があることはハッキリ自覚しています。
これは私の出生チャートを見れば、占星術師なら誰でも一目で分かります。
適性があるというよりも、「その道を行くことを自分で決めて生まれてきた」と言った方がいいかもしれません。今回の人生でどうしてもやり遂げたいことがあり、そのためには占い師になることが一番の近道だったのですね。
 

眠れぬ恋の処方箋・瞑想と光イメージ
 

一口に占い師といってもそこに至るまでの理由は様々で、占いが好き(得意)だからそれを仕事にした人、占い師という職業に憧れて業界に入った人、家業がその筋だったため跡を継いだ人、どんな理由でもそれはそれで正解だと思います。
でも私の場合は、実は「占い師にはなりたくなかった」というのが本音。これは人生カルマにも関わってくる話ですが、私は何度かの前世においてやり残したことを、この人生において完成させなければなりませんでした。

過去世では失敗して命を落としたり、大切な人が犠牲になるのを防げなかったりしたようですが、そういうカルマ絡みの場合は過去の無力感や恐怖心が蘇ってくるため、逆にそこから逃げたくなるくらいの重さを感じるものだと思います。
前述の「見えない世界に向き合うことからは逃げられないと感じていた」というのは、つまりこれが元々私の人生テーマでもあったからなのです。
 

逃げても逃げても追いかけてくる道

 
残念なことに同業者間には「自分の方が霊感が強い」「あの人は全然的外れ」等、くだらないマウントの取り合いも存在します。そういうシーンを見かけるたびに私はとても残念な気持ちになります。
そもそも占い師という仕事に執着のない私にとって、誰かと張り合うことそのものがまったく意味を持っていません。私を低く見たいのであればどうぞご自由に、という感じでしょうか。

私が見ているのはライバルでもポジションでもなく、生きにくいこの地上に少しでも明るい場所を広げたい、ただその方法だけ。なのでそういう人にはなるべく関わらないように、むしろ占い師と名乗ることすら積極的ではありませんでした。
仕事好きな私は、このままOLとして会社の中でキャリアアップしていければいいとさえ思っていました。
 

けれども不思議なことに、どの仕事もクビになったり会社が閉鎖したり、どうやっても続けられなくなってしまうのです。
生活している以上お金は必要なので、手っ取り早く稼げる方法といえば占いしかありませんでした。そして面白いことに、占いに関しては様々な扉が勝手に開かれていくのです。

本人の意志とは関係のないところに道が敷かれ、進むことには問題はない。ただし立ち止まっていると後ろから追い立てられる……そんなイメージでしょうか。
そんなこんなで、今現在の私がここにいるという訳です(笑)
 

占い師は決して「選ばれた特別な人」などではない

 
前述の通り、マウントを取ってくる人というのは「自分を特別な存在に置きたがる人」と言い換えても差し支えありません。対同業者にもそうなのですから、一般のお客様に対してはまるで神のように崇めることを求めたがります。

そういうスピリチュアルエゴがまかり通る世界にはあまり身を置きたくないのですが、諸々のタイミングが重なり、どうやら真剣にこの稼業に足を踏み入れる時期が来た模様です。(もちろん占星術に根拠を得てそう言っています)
 

私はすごい人でも何でもなくただの「占いを仕事にしている人」ですから、偉ぶる人に対してはかなり遠巻きなスタンスを取っていますが、それでもやると決めた以上は誰にも媚びへつらわず、本気で情熱を傾けるつもりです。
そしていつの日かきっと、私が目指しているものの向こう側へと、橋をかけて渡っていこうと思っています。
 

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